トップからの切り返し、つまりダウンスイングの開始で手首を使ってしまうのがアマチュアにありがちが動作です。この動きをキャスティングと言いますが、「タメ」が効かずリリースポイントを早めてしまう動作です。素ぶりではキャスティングにならないのにショットになるとキャスティングが出てしまう癖があるアマチュアは多いものです。Yanaもその一人ですが、これはショットになるとボールを打ちにいくイメージが強く出るのとバックスイングからダウンスイングの切り返しが滑らかに出来ていないからと思われます。
スタック・アンド・チルト打法の新DVDにPGA選手によるアイアンとドライバーのスイングの大きさを比較した項目があります。その中にトロイ・マッテソン、チャリー・ウイ、グラント・ウエイトの3選手が同時にスイングしている映像があります。
スイングにはそれぞれ個性がありますが、トップからダウンスイングに移る切り返しのタイミングでの腰と左肩の動きは全員同じです。
Yanaの最近のスイングと比べてみました。
切り返すタイミングです。黄色い丸はドライバーヘッドの位置と左肩。黄色い→はバックルの向きです。
切り返し直後。PGA選手は腰と左肩が回転し始めています。Yanaの腰は回転し始めていますが、左肩が止まったままです。
ダウンスイングで左腕が地面と平行になったところです。
PGA選手はシャフトが寝たまま腕が下りてきています。Yanaのシャフトは立ち始めています。
これによりクラブヘッドが上昇しています。左肩と腰はPGA選手のように回転しています。
左腕が右太腿辺りまで下がったところです。Yanaの左肩と腰の回転は良さそうですが、実は前述した切り返しでの左肩の回転不足により、手が下りるのが早くなってしまい、「タメ」が効かずシャフトが下りてしまっているのです。
この時点でYanaのクラブヘッドの運動量が多く加速しているようですが、飛距離を出すにはPGA選手のように、この位置からヘッドが加速しなくてはいけないのです。
インパクト付近をみるとPGA選手のクラブヘッドの運動量は先ほどの位置から多くなり加速しているのが分かります。Yanaは運動量が少なくなっています。
Yanaのスイングも全体としてはスタック・アンド・チルト打法のPGA選手と似てきましたが切り返しでの左肩の動きを習得するまでは同じようなスイングとは言えないでしょう。
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いつもコメントありがとうございます。
日本の女子プロを見ると引く感覚が強いのがよくわかりますね。体を目一杯に開いている選手が多いと思います。
S&T打法でもこの引く感覚を上手く使えば腰をスライドさせてからタイミングよく上体を回転させることができるのではないでしょうか。
ポイントは腰をスライドさせてから、いかに速く右腰を廻して「尾てい骨を押し込んだ」フィニッシュがとれるか、です。そうすればナイスドローボールが打てると思います。