スタック・アンド・ティルト打法にチャレンジすると、今までと違う体の動きに戸惑います。
アドレスでは左右均等の体重より、少し左足に加重が多いのですが、従来の打法でも、このくらいの体重配分の人は多いのではないでしょうか?(左足55%、右足45%の体重配分)
但し、バックスイングは大きく違います。
右足に体重移動をしないで、そのままの体重配分から、左肩が勝手に下がって行くように、背骨を左に傾けながら、腕をインサイドに引いていきます。
そして、トップでは背骨が伸びて、両足の中心もしくはボールの鉛直線上に腰、背骨、両肩の中心が重なるようにします。
この一連の動きを英語でStack(スタック:重ねる→中心に腰、背骨を重ねていく)and(そして)Tilt(ティルト:傾く→背骨が左に傾き、戻り、右に傾く)と名づけたのがこの打法です。
バックスイングからトップまでの背骨の動きは、背面飛びの選手の背骨の動きに似ているとDVDでは解説しています。
肘くらいの高さのハイジャンプのバーを想定して、背面飛びの動きをイメージするとトップでの背骨の伸ばし方が理解できるかもしれません。
そして、この打法にチャレンジすると、当初はトップの姿勢で背骨の左への傾きが大きくなる傾向にあるので、ガイドブックにある写真を参考にしてみました。(赤いラインはガイドブックにはありません)
Cがスタック・アンド・ティルト打法の理想的なトップです。
Dは傾き過ぎたトップです。
Yanaもこの打法にトライした当初はDの形になっていました。
左が今年2011年の4月で右が去年2010年の5月です。
この右側の写真を単独でみるとそれらしいので、当時は正しいトップだと思っていました。
しかし、DVDを見たりして練習を重ねる内にCの形になっていきました。
Dの形だと、ダウンスイングでセンター軸を保とうとすると右肩の下がりが早くなってしまう傾向があります。
そうすると、インサイドアウトの軌道が強くなり、上体の煽りが出やすくなります。
スタック・アンド・ティルト打法にトライしている方は、トップの形に気をつけてください。
http://esse.world.coocan.jp/stackandtilt