ドライバーの弾道

ドライバーの理想的な弾道のショットデータは過去に紹介しました。→過去の記事を見る
では、高い弾道、低い弾道などはどのように打ち分けるのでしょうか?
新DVDに選手による弾道の違いを解説した項目がありますので紹介いたします。
まず、過去の記事で紹介したトロイ・マッテソン選手(Troy Matteson)のデータを見ましょう。マッテソン選手は2013年シーズンはあまり調子が出ないようでした。レギュラーシーズンでランク125位に入れず、ウエッブ・ドット・コムツアーで石川遼選手の少し後ろの順位で2014年のシード入りをしました。
ドライバーの軌道①
①ヘッドスピード  ・・・・52.6m/s(117.6m/h)
②アタックアングル ・・・・0.6度ダウンブロー
③クラブ軌道    ・・・・1.3度右
④スイング軌道(垂直方向)・45.4度
⑤スイング軌道(水平方向)・0.8度右
⑥ダイナミックロフト・・・・11.7度
⑦フェイスアングル ・・・・0.9度オープン

①ヘッドスピードはプロとして一般的です。
②若干のダウンブローですがほぼレベルスイングです。
②~⑦で綺麗なドローボールになるデータです。
⑥ダイナミックロフト11.7度になっているのはインパクトでオープンフェイスになっている為です。

ドライバーの軌道②

上の画像は選手による弾道の違いです。
左からギャレット・ウイリス(Garrett Willis)、ビル・ランディ(Bill Lunde)、JJ・ヘンリー(JJ Henry)、ヘンリーはシード選手。
弾道の違いはフェイスアングルと体重配分で決まります。
ドライバーの軌道③

ギャレット・ウイリスのフェイスアングルは2.6度クローズで左方向へボールが飛び出しています。一方JJ・ヘンリーのフェイスアングルは3.5度オープンで右方向へボールが飛び出しています。
ドライバーの軌道④
ギャレット・ウイリスはインパクトで右足に体重が残っています。JJ・ヘンリーはほぼ左足一本の体重配分です。体重が左足に完全に乗れば高い弾道のドローボールになります。もし、高いフェードボールが打ちたければ、ボールを左足つま先辺りに、ティーを高くしてセットすればよいでしょう。
ボールの「最高到達高」はギャレットの場合約20m、7階建てマンションくらいでJJ・ヘンリーが約28m、10階建てマンションの高さです。
JJ・ヘンリーの弾道の高さがPGAでの平均です。
それぞれのドライバー飛距離は、
ギャレット・ウイリス・・・キャリー260ヤード、トータル285ヤード。
ビル・ランディ・・・・・・・・キャリー270ヤード、トータル300ヤード。
JJ・ヘンリー・・・・・・・・・キャリー270ヤード、トータル305ヤード。
アゲンストの場合はギャレット・ウイリスのようなショットが有効ですね。


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コックとヒンジ

ゴルフスイングの解説で出てくるコックとヒンジ、どちらも手首の曲げ方についての用語ですが日本語訳を示します。
コック(cock):撃鉄(ハンマー)
・・・・左図の拳銃の⑥の部分です。弾丸の雷管を叩く金属の部品で前後に動きます。

ヒンジ(hinge):蝶番(ちょうつがい)、丁番(ちょうばん)
・・・・右写真。開き戸・開き蓋などの開く建具を支え開閉できるようにする部品。
撃鉄と丁番

さて、ゴルフにおいてのコックとヒンジですが、中々明確に区別されていないようです。
それぞれの単語の意味からするとコックは「縦の動き」で、ヒンジは「横の動き」のようです。
コックとヒンジ手首アップ

左写真2枚はコックです。手首を親指方向に曲げています。
右写真2枚がヒンジです。手首を右手甲側に曲げています。
スイング解説によっては手首の動きはコックとヒンジの両方の動きが必要のようですが、最近、Yanaはコックだけを意識するようにしています。

スタック・アンド・チルト打法ではスイング中、右手首の角度を変えないように説明されています。右腕とシャフトが作る角度をフライングウェッジと言い、この形を作るのが右手首のコックです。ヒンジでも同じ形になります。
コックとヒンジのフライングウェッジ
左写真が「コック」によるフライングウェッジです。
右写真が「ヒンジ」によるフライングウェッジです。(赤い線が作る角)
ここで重要なのが左腕です。コックの方は左腕の手首辺りが内転しています。「ヒンジ」の方は内転が見られません。(青い矢印)
左腕の内転はとても重要な要素なので機会があったら記事にしてみます。
以前、Yanaはフライングウェッジを作るのに「ヒンジ」の意識が強かったのです。もちろんコックもしているのですが右手首を甲側に深く曲げて、インパクトでスナップを効かすようにしていたのですが、スタック・アンド・チルト打法ではあまり良い動作ではありません。

スタック・アンド・チルトのDVDでは「インパクトではクラブをリリース(開放)し、フォローでリコック(再コック)する」と解説されています。「ヒンジ」を強く意識したインパクトでクラブをリリースすると右手首のスナップが効いてフライングウェッジの形が崩れてしまいます。(下写真左)さらに、ヘッドが先行して左手首が甲側に折れる「フリップ」(下写真左2枚目)になってしまい、飛距離の出ない、方向性が安定しないショットになってしまいがちです。
フリップとサムダウン
今は「コック」を意識したフライングウェッジ(上写真右3枚目)なので、インパクトでクラブをリリースしてもフライングウェッジは崩れず、飛距離アップに重要な「サムダウン」(右写真4枚目青い線)になり、このままフォローで親指方向にクラブを立てるとリコック(再コック)します。
つまり、フライングウェッジを崩さずにスイング出来るのです。
また、前回記事の「手首を柔らかく使う」のはコックの動作なのです。


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切り返しのヘッドの動き

Yanaにとっての今年の公式戦も終わり、来年に向けて本格的なスイングの調整を始めます。
一番はダウンスイングの「タメ」です。「タメ」を作るのに重要なのが、切り返しでのヘッドの動きです。
もっともこの部分がプロとアマチュアの決定的な違いでもあるのです。
多くのアマチュアは切り返しでヘッドが上昇します。プロはヘッドが地面と平行に動きます。

切り返しヘッド動きPGA・Yana比較

左はPGA選手のトロイ・マッテソン、チャーリー・ウイ、グラント・ウエイトです。
一番右はYana。
PGAの3人共切り返し後のヘッドはほぼ地面と平行に動いています。
Yanaのヘッドは上昇しています。PGA選手はクラブを引き付けるように「タメ」を作っています。
もう、一年以上、ヘッドを地面と平行に動かそうとしていますが上手くいきません。
以前は上体に力が入っていて絶対に出来そうもなかったのですが、ここに来て上体の力を抜くことを覚えてきたので何とかなりそうです。必要なことは、
①グリップをゆるく
②手首を柔らかく
③腕の力を抜く
そうです、ゴルフ雑誌によく書かれていることです。しかし、この3点を的確に守ってスイングするのは難しいことです。①と③は実践出来ています。でも、②の「手首を柔らかく」することはあまり考えていませんでした。
最近素ぶりをしていて気がついたのが、下図の左のようにヘッドを「置き去り」にした切り返しは「手首を柔らかく」使うことです。

Dr正面手とシャフトの軌道比較ウイ・Yana

左はチャーリー・ウイの左腕とシャフトの軌道、右はYanaです。

Yanaは切り返しの角度のままダウンスイングしているので、ヘッドは大きく動いています。
左腕が地面と平行になった時にシャフトとの角度が90度で、ここでクラブはリリースされてしまいます。ヘッドスピードが上がらない原因です。

チャーリー・ウイはダウンスイング開始後に左腕とシャフトの角度が鋭角になりヘッドの動きは少なくなっています。(手首を柔らかく使っている)そして、左腕が右足の前に下がった時にシャフトとの角度が90度で、ここからクラブはリリースされます。これによりヘッドスピードが最大になってインパクトを迎えます。
つまり、切り返しで手首を柔らかく使えるようになれば「タメ」ができます。
この手首の動きを何とか習得したいものです。

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