ダウンスイングの始動は腰と左肩

トップからの切り返し、つまりダウンスイングの開始で手首を使ってしまうのがアマチュアにありがちが動作です。この動きをキャスティングと言いますが、「タメ」が効かずリリースポイントを早めてしまう動作です。素ぶりではキャスティングにならないのにショットになるとキャスティングが出てしまう癖があるアマチュアは多いものです。Yanaもその一人ですが、これはショットになるとボールを打ちにいくイメージが強く出るのとバックスイングからダウンスイングの切り返しが滑らかに出来ていないからと思われます。
スタック・アンド・チルト打法の新DVDにPGA選手によるアイアンとドライバーのスイングの大きさを比較した項目があります。その中にトロイ・マッテソン、チャリー・ウイ、グラント・ウエイトの3選手が同時にスイングしている映像があります。
スイングにはそれぞれ個性がありますが、トップからダウンスイングに移る切り返しのタイミングでの腰と左肩の動きは全員同じです。
Yanaの最近のスイングと比べてみました。

ドライバーPGA3選手Yana比較①

左からトロイ・マッテソン、チャリー・ウイ、グラント・ウエイト、Yana

ドライバーPGA3選手Yana比較②

切り返すタイミングです。黄色い丸はドライバーヘッドの位置と左肩。黄色い→はバックルの向きです。

ドライバーPGA3選手Yana比較③

切り返し直後。PGA選手は腰と左肩が回転し始めています。Yanaの腰は回転し始めていますが、左肩が止まったままです。

ドライバーPGA3選手Yana比較④

ダウンスイングで左腕が地面と平行になったところです。
PGA選手はシャフトが寝たまま腕が下りてきています。Yanaのシャフトは立ち始めています。
これによりクラブヘッドが上昇しています。左肩と腰はPGA選手のように回転しています。

ドライバーPGA3選手Yana比較⑤

左腕が右太腿辺りまで下がったところです。Yanaの左肩と腰の回転は良さそうですが、実は前述した切り返しでの左肩の回転不足により、手が下りるのが早くなってしまい、「タメ」が効かずシャフトが下りてしまっているのです。
この時点でYanaのクラブヘッドの運動量が多く加速しているようですが、飛距離を出すにはPGA選手のように、この位置からヘッドが加速しなくてはいけないのです。

ドライバーPGA3選手Yana比較⑥

インパクト付近をみるとPGA選手のクラブヘッドの運動量は先ほどの位置から多くなり加速しているのが分かります。Yanaは運動量が少なくなっています。
ドライバーPGA3選手Yana比較⑦

ドライバーPGA3選手Yana比較⑧

Yanaのスイングも全体としてはスタック・アンド・チルト打法のPGA選手と似てきましたが切り返しでの左肩の動きを習得するまでは同じようなスイングとは言えないでしょう。

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お尻を突き出す?!

最近の週刊ゴルフダイジェストではタイガー・ウッズを代表とするPGA選手を多く特集しています。記事の内容はやはり「左足体重の回転」打法です。従来の日本的打法とかなり違っているので、以前は詳しい解説はあまりなかったのですが、このところスタック・アンド・チルト打法に近い解説やその進化系と思われるような記事も見かけます。
10/22号の特集にある「大型ヘッドはドローで飛ばせ!」はまさにその内容です。トップで「右のお尻を目標方向にスライドさせて切り返す」のがポイントと書いてあります。

なぜか偶然なのですが、Yanaもこの動作に注目していて先週の日曜練習でタイガーの「でっ尻」スタイルを真似していたのです。
でっ尻トップYana、タイガー
左が通常のトップです。中央がタイガーをイメージした「でっ尻」のトップ。右はゴルフダイジェストのスイング分析の2013年のタイガーのトップです。
スタック・アンド・チルト打法では、トップまでは腰、両肩の中心が両足の中心に重なるようにするのが基本です。
しかし、新DVDでは「腰を大きく回すと飛距離アップが出来る」との解説もあり、前回記事のトロイ・マッテソン選手などは中央のトップのようになっています。
この腰の回転もバックスイング開始時から回転させるのではなく、腰を前後のずらした後にお尻を出っ張らせるようにして腰が回転しています。やはり飛距離はアップします。

Yanaがイメージする「でっ尻」はダウンスイング以降、腰の重量で上体を引っ張り下げる効果があると考えています。

丁度、水飲み鳥がお尻に液体を貯めて一気に体を起き上がらせるように、ダウンスイングで腰を目標方向にスライドさせながら回転すると、その重さに引っ張られるように上体と腕が連動してクラブを引き下げるのです。
水飲み鳥
2~3枚目の動きをイメージしています。→動画を見る

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ドライバーの弾道

ドライバーの理想的な弾道のショットデータは過去に紹介しました。→過去の記事を見る
では、高い弾道、低い弾道などはどのように打ち分けるのでしょうか?
新DVDに選手による弾道の違いを解説した項目がありますので紹介いたします。
まず、過去の記事で紹介したトロイ・マッテソン選手(Troy Matteson)のデータを見ましょう。マッテソン選手は2013年シーズンはあまり調子が出ないようでした。レギュラーシーズンでランク125位に入れず、ウエッブ・ドット・コムツアーで石川遼選手の少し後ろの順位で2014年のシード入りをしました。
ドライバーの軌道①
①ヘッドスピード  ・・・・52.6m/s(117.6m/h)
②アタックアングル ・・・・0.6度ダウンブロー
③クラブ軌道    ・・・・1.3度右
④スイング軌道(垂直方向)・45.4度
⑤スイング軌道(水平方向)・0.8度右
⑥ダイナミックロフト・・・・11.7度
⑦フェイスアングル ・・・・0.9度オープン

①ヘッドスピードはプロとして一般的です。
②若干のダウンブローですがほぼレベルスイングです。
②~⑦で綺麗なドローボールになるデータです。
⑥ダイナミックロフト11.7度になっているのはインパクトでオープンフェイスになっている為です。

ドライバーの軌道②

上の画像は選手による弾道の違いです。
左からギャレット・ウイリス(Garrett Willis)、ビル・ランディ(Bill Lunde)、JJ・ヘンリー(JJ Henry)、ヘンリーはシード選手。
弾道の違いはフェイスアングルと体重配分で決まります。
ドライバーの軌道③

ギャレット・ウイリスのフェイスアングルは2.6度クローズで左方向へボールが飛び出しています。一方JJ・ヘンリーのフェイスアングルは3.5度オープンで右方向へボールが飛び出しています。
ドライバーの軌道④
ギャレット・ウイリスはインパクトで右足に体重が残っています。JJ・ヘンリーはほぼ左足一本の体重配分です。体重が左足に完全に乗れば高い弾道のドローボールになります。もし、高いフェードボールが打ちたければ、ボールを左足つま先辺りに、ティーを高くしてセットすればよいでしょう。
ボールの「最高到達高」はギャレットの場合約20m、7階建てマンションくらいでJJ・ヘンリーが約28m、10階建てマンションの高さです。
JJ・ヘンリーの弾道の高さがPGAでの平均です。
それぞれのドライバー飛距離は、
ギャレット・ウイリス・・・キャリー260ヤード、トータル285ヤード。
ビル・ランディ・・・・・・・・キャリー270ヤード、トータル300ヤード。
JJ・ヘンリー・・・・・・・・・キャリー270ヤード、トータル305ヤード。
アゲンストの場合はギャレット・ウイリスのようなショットが有効ですね。


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